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“SS Independence”号 最後のお別れ

インディペンデンス号は米国で建造された最後の客船(1950年に5000万ドルで建造)で、大西洋横断がジェット機にとって代わると、後に、ハワイ諸島を巡るクルーズ船として活躍をしていました。
しかし、クラシックボエジャー社が2001年に破産したあと、
ノルウェージャンクルーズラインに400万ドルで売られ船名をオセアニックに変えて
過去6年間はサンフランシスコに係留されていました。
そして、昨今の貴金属市況の高騰はアメリカ合衆国内での歴史的な建造船を
博物館として保存する運動が資金難で頓挫していることもあって、
ついにスクラップ売船されることになったのです。
本船は現在インド用に向けて航行中です
では、2001年にホノルル港にて撮影した在りし日の本船の写真をご覧ください。
最後のクルーズは思い出のNO19ピアーからの別れでした。

見送りの人達から”21年間本当にありがとう”の声などに送られゆっくりと岸壁を離れサンフランシスコに向け出航したが乗客はなく寂しさは隠せなかった。

遠ざかるアロハタワー、ワイキキダウンタウン そしてダイヤモンドヘッドきっと
57年前新造直後からの思い出が彼女の中で走馬灯のように浮かんでは消え、
そしてその中でももっとも華やかだったこの21年間のハワイ諸島クルーズを
思い出しているかのようだった。

”ありがとうインディペンデンス号” 
“さよならインディペンデンス号” 
インディペンデンス号の要目

1951年米国建造、20,221総トン867名乗り
全長208.01mx幅27.18mx喫水9.19m